バチ当たり修道院の最期

【バチ当たり修道院の最期】
(1983/スペイン/Entre tinieblas/Dark Habits)



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(2004/02/16)
クリスティーナ・サンチェス・パスクァル

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【第8回 東京国際レズビアン&ゲイ映画祭(1999)上映作品】

映画祭データベースを見ていたら、なんと、ペドロ・アルモドバル初期作品が上映されていた!
でも、1999年の映画祭に1983年の作品なんだよね。16年のタイムラグ。なぜ?
この年は他にも1976年のスペイン映画があったり。
?? と思ったら、
[スペイン・レトロスペクティブ ─70~80年代のスペイン・ゲイ・フィルム]
という特集プログラムなのだった。

恋人を麻薬中毒で死なせてしまったクラブ歌手ヨランダは、ある修道院に駆け込む。ところがそこは、資金難で閉鎖寸前、しかも院長は麻薬中毒というとんでもない修道院だった。おまけに尼僧たちはトラを飼っていたり、官能小説を書いていたりとやりたい放題。やがて閉鎖の日が近付いて来て……。

ヨランダが駆け込んだ修道院、「まあ、気を落ち着けて」と尼長がいきなりヘロインを勧めてキタ!
注射器を出して来て自ら打ち始める。
映画の中とはいえこのショットヤバいよね~

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この他、こっそりトラを飼っている尼さん、ペンネームで官能小説を書いてる尼さん(しかも大ベストセラー!)もいる。
”屈辱の修行”つうことで、尼さんたちの名前が、「シスターどぶねずみ」とか「シスター肥だめ」(笑)

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尼長フリアは、昔からヨランダのファン(ナイトクラブ通いする尼さんってあり?)。
フリアの部屋には女優のポスターや写真が一面に貼ってある。
ラクウェル・ウェルチ、ジェーン・マンスフィールド、ブリジット・バルドーなどなど。
ああ、この人、女の人がほんとに好きなんだな。

ことほどさように好き勝手してきたせいかどうか、修道院は存亡の危機。
修道院出入りのヤクの売人から、ブツの運び屋としてタイに行ってくれたら金を用意すると持ちかけられ、フレアは快諾するが。
さて、どうなるのか――

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↑ヤクの売人とフレア
初期作品はそれほど 「アルモドバルレッド」 はない。
電話がアルモドバルレッドの図


この年の映画祭ではこの作品、「レズビアン映画」というくくりだった。
後年のアルモドバルの「女性賛歌」というテーマがすでにうかがえる。

歴代のアルモドバル映画のミューズたちが勢揃い。
この人、こんな若い時代があったのねえ・・・の連続。

マリッサ・パレデスとカルメン・マウラ
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セシリア・ロスは以前フリアと関係があった(らしい)女の役
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アルモドバル組常連のチュス・ランブレアベは官能小説家役。
最近はもっぱら「もーろくばーさん」役。この時は若いけどとぼけた味わいがいい。
↓ 左端がチュス
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メインキャストのフリア役は、フリエタ・セラーノ。
この後に製作された 【神経衰弱ぎりぎりの女たち】(’88) にもヤバい女役で出演した。

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しかし、この邦題のセンス、どうにかならんかのお。

数少ないメンズ登場シーン。ペドロ、さすが趣味がいい。
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心の中PageTopノー・スキン・オフ・マイ・アス

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  (2015/8/24) 「怒り」に追記あり。

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