マネーボール

【マネーボール】
(2011/Moneyball)


マネーボール [DVD]マネーボール [DVD]
(2012/10/03)
ブラッド・ピット、ジョナ・ヒル 他

商品詳細を見る


【フォックスキャッチャー】  からの~ ベネット・ミラー監督作品。

2012年アカデミー賞6部門(作品/主演男優/助演男優/編集/録音/脚色)ノミネート。

メジャーリーグ「オークランド・アスレチックス」のGMビリー・ビーンの半生を、ブラッド・ピット主演で映画化。全米約30球団の中でも下から数えたほうが早いといわれた弱小球団のアスレチックスを独自の「マネー・ボール理論」により改革し、常勝球団に育てあげたビーンの苦悩と栄光のドラマを描く。

マイケル・ルイス 【マネーボール 奇跡のチームをつくった男】を映画化。
オークランドアスレチックスのGMビリー・ビーンが 独自の理論(=マネーボール理論:セイバーメトリクス)で、貧乏球団を常勝球団に生まれ変わらせた。

マネー・ボール〔完全版〕 (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)マネー・ボール〔完全版〕 (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)
(2013/04/10)
マイケル・ルイス

商品詳細を見る


セイバーメトリクスとは何ぞや?
野球に置いて、データを統計学的見地から客観的に分析し、選手の評価や戦略を考える分析手法だそうな。
提唱者であるビル・ジェームズは野球のプレー経験がない。

オークランドアスレチックス(以下OAK)というのは、華々しいスター選手がいない。ほんとにじみ~なチーム。
OAKの選手の名前って悪いけど誰も出て来ない。
なのに地区優勝こそないものの毎年ポストシーズンに絡んで来る。
その秘密がここにあったか!?

物語は2002年シーズンにフォーカス。
シーズン前に大スターの主力選手、ジオンビ(→NYY)とデーモン(→BOS)が移籍。
へぇ~へぇ~ 二人が昔OAKにいたなんて知らなかった・・・

――問題は金持ちチームがあり、貧乏チームがある。
その後クソがあり、そして我々だ。
我々は金持ちに臓器を提供している。
ボストンに腎臓、NYに心臓だ・・・


このビリー・ビーンの自虐的名セリフ。OAKがどれだけ金がないかよくわかった(笑)

「二人の穴を埋める」同等クラスの人材。 普通はそう考える。
しかし金がないので同クラスの大物は雇えない。
ビリー・ビーンは全く新しい発想でチームを作ろうとする。

メジャーリーグというのは、今だきわめて保守的な業界なんだよなあ。
チームの会議に集まったスカウトたちはじじいばっか。
じじいたちは選手の過去の実績や”私生活”を評価の元にする。

moneyb04.jpg

とーぜんビリーの理論は反発を招く。
ある日ビリーは自分と同じ理論を持つピーター・ブランドと出会い、独自の理論を確立して行く――
 
ピーター役は、ジョナ・ヒル。(もちろん右ネ)
moneyb02.jpg


これを見るまで、ビリー・ビーンというのは選手としての実績がない人だと思っていた。
だからかえって大胆な発想が出来るのかと。
ところが彼はメジャー在籍経験者だった。
高校時代、走攻守揃った有望な選手で、メッツのスカウトがやって来た。
ビリーはスタンフォードの奨学生の話を蹴ってメジャー入りしたが短気な性格が災いし球団を転々とし引退、スカウトになった。
この挫折が彼の中で大きな影を落とす。

メッツが提示した契約金=目先の金に目がくらみ、人生を誤ったと思っている。
ここから彼の人生訓は、「目先の金で動かない」なのだ。

物語はマネーボール理論を実践し勝ち続けるチームの現在と、挫折した過去を行き来する。
また、次々とクビを言い渡されるメジャーリーグの非情な面も描かれ興味深い。
なにより、GMというのがどういう仕事をする人なのか、というのがよくわかる。
日本の球団にもGMというのがいるけれど、それはメジャーと根本的に違うんだろうなあ。
結果を出したGMは高額な契約で他球団と契約するが、ダメな時はクビが飛ぶ。
GMも命賭けてるわけだ。

他チームでクビ寸前の選手を独自の理論で活用。
その”使えない”選手が、クリス・プラットだった。
見るからに使えなさそう・・・(笑)
moneyb01.jpg

ビリー・ビーンGMに振り回されるハウ監督は、フィリップ・シーモア・ホフマン。
moneyb05.jpg

この年の終盤、OAKの大進撃は実にドラマチックなのだった。

劇中のテレビ画面にイチローの活躍が映る。
2001年にシアトル入りしたイチローは当時好調シアトルの象徴だった。

後にテキサス・レンジャーズの監督になったロン・ワシントンも出て来る(俳優さん似てたよ)。
ボストンのオーナー ジョン・ヘンリー役はアーリス・ハワード。これも似てた!

てなかんじでMLBファンならごっつう楽しめる。
ばってんが、MLBに興味のない人が見ても楽しめるのかな?と、ちと疑問・・・。
ただ、ベネット・ミラー監督自身それほどMLBファンじゃなくて、そういう人にも楽しめるように作ったとのこと。

ブラピはこれで2012年度アカデミー賞にノミネート。
いやあ、悪いけどこれで受賞はないわ~
→ この年のオスカーは、ジャン・デュダルジャン(【アーチスト!】)に。納得よ~

===
↓ ホンモノのビリー・ビーン
moneyb03.jpg

最近の映画って実話を基にしたのが多いわよね。
ブログの記事に、”ホンモノの”画像 を始終UPしている気がする。

===
ジョナ・ヒルが演じたピーター・ブランドは、実際にはポール・デポデスタ。
自分とあまりに違うジョナ・ヒルがキャスティングされて、頭にきて実名を出すことを拒否したらしい(笑)
デポデスタはこの人。ほんま全然違う!こりゃあ激オコだな!
moneyb06.png

でもこれだとビリー・ビーンとキャラがかぶるからなあ。映画的にはジョナ・ヒルのキャスティングで已む無し。
彼はOAKの成功の後GMとして各球団を渡り歩き、現在はメッツのフロント入りしてる。

パレードへようこそPageTop緋牡丹博徒 鉄火場列伝

Comment

Commentの投稿

 管理人だけに表示する

プロフィール

ナンシー☆チロ

Author:ナンシー☆チロ
映画と本のつれづれ日記。
マイナー路線でごめんなさい。
サッカーも好き☆
過去記事へのコメントも歓迎です。
尚、宣伝目的や記事に関連のないリンク・コメント・トラックバックなどはこちらで削除させて頂きますので、ご了承下さい。

追記・その他

  (2017/07/15) 「FATHERS」に追記あり。 プーン役のAsda Panichkulは元MTVアジアの人気VJで東南アジアでは有名人。 ユク役のNat Sakdatornはタイのタレント発掘番組で優勝した実力派シンガーソングライター。

リンク
最近の記事
最近のコメント
月別アーカイブ(タブ)

最近のトラックバック
カテゴリ
カレンダー

08 | 2017/09 | 10
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

ブログ内検索

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

FC2カウンター
QRコード

QRコード

RSSフィード