フォックスキャッチャー

【フォックスキャッチャー】
(2014/FOXCATCHER)


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2月23日アカデミー賞授賞式が行われますた。
例年のごとく日本では限られた候補作品しか見られない~~
ってことで、授賞式前に駆け込みでミタ。2月14日公開。

アカデミー賞5部門(監督/主演男優/助演男優/脚本/メイクヘアスタイリング)ノミネート。
第67回カンヌ国際映画祭監督賞受賞してマス。

@シネマライズ

ほんとここ久しぶりにキタ。
あまりに久しぶりで前に来たのはいつか調べてみたら、なんと、2010年 【スプリングフィーバー】 だった!



レスリングのオリンピック金メダリストでありながら苦しい生活を強いられているマーク。
ある日、デュポン財閥の御曹司ジョン・デュポンからソウルオリンピックを目指したレスリングチーム”フォックスキャッチャー”に誘われる。
破格の年俸、恵まれた練習環境、夢のような話だった。二人は絆を深めて行くが――


’96年大富豪デュポン財閥御曹司による五輪金メダリスト射殺事件を映画化。

ロス五輪で金メダルを獲ったものの、しょぼい毎日のマーク。
小学校に講演に行ってもさっぱり盛り上がらない、ウケない。こりゃ、ダミだ。
マークは器用に生きられない男なのだ。
気の利いたスピーチのひとつでも出来れば依頼がまた来るだろうし、支援のオファーも来るのになあ。
金メダル獲ったのにねえ。はあ~ しょっぱい。

そこへ大富豪ジョン・デュポンから声がかかる。
ジョンはかつて自分も選手だったので支援がしたいと言う。

マーク、ツキが回って来たネ!と思ったのも束の間、ジョン・デュポンの危うい一面が見え始める。

最初にデュポン邸の富豪っぷりにド肝抜かれたけど、この人のヤバさにもギョエ!ってかんじ。
軍事おたくなジョンは戦車とか庭に買っちゃって、こんな金持ちに武器持たせたらヤバいでしょ。コワ!

ジョンはクスリにはまっていて、マークにも勧めて来る。
マークは次第にジョンに取り込まれて行き、精神の安定を失って行く。
そんな弟を心配して電話をかけて来たのは兄のデイヴだった。
デイヴは自身もロス五輪の金メダリストであり、マークの親代わりでもあり有能なコーチでもあった。

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脚本がよく出来ていて、ジョン、マーク、デイヴ三人の人物造形が過不足なく描かれてる。
母の愛を受けず、広い屋敷で育ったジョンの孤独。
偉大な兄を乗り越えられないマーク。家庭を持ってから自分より家族第一の兄に置いてきぼり感もあり。ぼくちゃんさみしい~
いわば傷をなめ合うような二人だったが、デイヴがコーチとして招かれたことから三人の関係性は変わって行く。


なぜ大財閥の御曹司は、オリンピックの金メダリストを殺したのか?

この映画のキャッチコピーです。
映画を見ていて、ジョンがマークを殺す理由が全く見出せず。
え、え、なぜ?なぜ? この先どうやってその展開に?? 
もやもやとしながら見ていた。

そうか、”金メダリスト”というところにひっかけがあったのか!?
観客を惑わせるニクいコピーではないか!

デイヴはジョンが持ってないものを全て持っていたんだよね。
選手としての名声、金メダル、コーチングの技術やスキル、人望、そしてあたたかい家族。
それは全てお金では買えないものなんだよな。

それに気づいた時、ジョンの心に湧いた感情は何だったんだろう?

ジョンは母に認めてもらいたいだけだったんだよね。
母以外に誰か彼を受け止めてあげる人はいなかったんだろうか。
そうしたら彼の人生も変わっていたはず。
デュポンは2010年に72歳で獄死した。

この作品の見どころは、三人の俳優陣の息詰まる演技。
主演スティーヴ・カレルはハンサムな顔をメーキャップで変え、いつものコメディ演技を封印。
ジョンの得体の知れないかんじがコワかった!

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↓ ほんとにハンサム~☆ スティーヴ・カレル
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↓ ホンモノのジョン・デュポン
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チャニング・テイタムもいつもの華やかな空気を消して、どんくさい体育会系に。
ほんとに「ジミーちゃん」(byばるちゃん)に見えた(笑)
歩き方も類人猿ぽくなってたyo!
耳も「餃子耳」になっていたけど、これもメイクなんだよねえ?
野心家のチャニング、次は演技派路線を狙ってるんだね。

マーク・ラファロ えがったなあ。今まで見たマーク・ラファロで一番えがった!
チャニングとマークのレスリング演技も見応えありあり。

ジョンの冷たい母にヴァネッサ・レッドグレイヴ。はまりすぎ。

しょっぱいけどつらくはなかったとです。
終始なんともいえない緊張感あり。
たまにはガッツリとした人間ドラマを見たい方におススメ。

ベネット・ミラー監督って、弟がアン・ミカのダンナだったのね。どっひゃあ~!

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↓ ホンモノのデイヴ&マーク兄弟
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Author:ナンシー☆チロ
映画と本のつれづれ日記。
マイナー路線でごめんなさい。
サッカーも好き☆
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追記・その他

  (2017/07/15) 「FATHERS」に追記あり。 プーン役のAsda Panichkulは元MTVアジアの人気VJで東南アジアでは有名人。 ユク役のNat Sakdatornはタイのタレント発掘番組で優勝した実力派シンガーソングライター。

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